振り返りの振り返り
プロジェクトの振り返りの手法としてKPTという方法がよく使われます。
今日はその方法について改めて学ぶ機会があったので書いておこうと思います!
KPT法とは
Keep(良かったこと)、Problem(問題)、Try(問題をどう解決するか)について書き出していく手法です。
KPTの流れ
- Keep、Problemをバーーっと書き出す
- 発表
- Tryはメンバーで議論しながら書き出していく
- Tryする人を決めてその人が付箋を持ち帰る
※何のTryか忘れないようにProblemと重ねると◎
Keepのコツ
Keepはたくさん出していこう!!
ささやかなよかった事ならたくさんあるはず!
直接プロジェクトと関係してなくても大丈夫。
Problemのコツ
Problemは現象や結果などの事実のみに言及します。
感情的な言葉は言わないようにします。
Tryのコツ
TryはProblemに対する解決策
実行可能で具体的な言葉で表す
KPTの頻度
スプリント終了ごとに行うのがいいそうです。
(ある程度安定したら月1とかでも)
KPTのルール
- 全員積極的に参加します
- 当事者意識をもち課題に集中します
- 一人で話しすぎないよう気をつけます
- みんなの意見を出せるようにします
- 原因の追究をし、責任の追及はしないようにします
→「問題vs私たち」原則
※「問題vs私たち」原則とは
人vs人という状況を作らないようにするこという原則です。
ホワイトボードに向かって問題を書き出し、人同士は同じ方向を向くようにするなど、物理的に「問題vs私たち」という状況を作り出します。
KPTをうまく進めるコツ
- ファシリテーションする人を決めるとスムーズに進むこと多いそうです。
- ルールの伝達徹底(上記のKPTのルールを全員が知っている状態でKPTを行います。
- 個人批判や責任追及の雰囲気が発生したら間髪入れずフォローします(人vs人という状況を作らないこと徹底!!)
- 適切な人数で行います。(10人くらいまで)
- 次に繋がる建設的な会にすることを忘れないよう気をつけます(ただの反省会ではない)
KPT会をやってみて思ったこと
私の参加した班ではファシリテーターなどの役割は特に決めずに進めていったのですが、結構スムーズに進みました。ただ、ゴールをもっと早い段階で決めておいたり時間配分を適切にすれば良かったなどのTryが出たので、ファシリテーションする人を決めておいた方がスムーズにいくのだろうなと感じました。
また、課題に対してのゴールだけでなく、そのKPTを行うことに対するゴールも決めておいた方が良かったと後から気づきました。
正しい答えを求めること&課題を上手く回すことのどちらに関してもKPTを行なっていたため、内容がばらけてしまった感がありました。
一番思ったのは、みんなの意見を聞いていくと自分にはない発想がたくさんあって面白いなと思いました!!
自分ひとりKPTも大切ですが、他の人と一緒に行うのも大事だなと思いました!!