「シンギュラリティは怖く無い」中西崇文先生講演のメモ

シンギュラリティ

人工知能が進化し続け、人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が起きること。

レイ・カーツワイルにとって提唱された。

指数関数的に人工知能が進化し2045年には人間を超える。。

 

人工知能とは

「人間と同じような思考プロセスを実現する技術の総称」

ただし、人工知能の定義について共通見解が存在しない。

専門家の間でも人工知能の定義が定まっていない。

 

人工知能の2つの立場

人間の知能そのものを持つ機会を作ろうとする立場(強いAI)

人間が知能を使ってすることを機会にさせようとする立場(弱いAI)

 

 

人工知能の2つの形

汎用型人工知能

特化型人工知能

 

人工知能機械学習<DeepLearning

(概念の広さ)

 

 

人工知能の歴史

1960年代:第一次AIブーム

 推論、探索、迷路を解く

1970年代:冬の時代

1980年代:第二次AIブーム

 知識を入れると賢くなるシステム

1990年代:冬の時代

2000年以降:第三次AIブーム

 ビッグデータ

 

ビッグデータ

様々な種類の膨大なデータがリアルタイムで取得、処理できるようになった

データが現実世界を表すだけに十分な解像度を手に入れた

データ・ドリブンで現実世界の事実を捉えられるようになった

 

人類の進化は知識処理・共有方法の進化である

言葉の発明ー>文字の発明ー>紙の発明ー>活版印刷の発明ー>コンピューターの発明ー>WorldWideWebの発明

 

Data is new oil

 

経験科学ー>理論化学ー>実験科学ー>計算科学ー>データ中心科学

 

従来の科学

モデル(公式、ルール、定式化)を人が導く

データ中心科学

データ(事実、観測値)からルールや公式を統計や人工知能が導く

 

データと時代の変遷

新聞時代ー>テレビ・ラジオ時代ー>パソコン時代ー>スマホタブレット時代

ストック   フロー     ストック     フロー

 

崇徳からフローへの移り変わり

ストック:保持されているもの自体の意味を考える

フロー:時事刻々と流れるものの差異を捉える

 

データの重要性

データ全体を現実社会で起きていることの写像とみなす

これまで取れないと思われていた、「勘」や「コツ」が取れる

例:売上の高いタクシー運転手のパターン等

 

画像認識は人間を超えている。

quickdraw.withgoogle.com

 

 

産業革命以前ー>第一次産業革命ー>第二次産業革命ー>第三次産業革命ー>第四時産業革命

大量生産・少品種から、まあまあ大量生産・多品種へ。

 

認識から文脈理解、創造性へ

 

 

これからどうしていくべきか

新しい技術・情報をキャッチアップ

 7年単位で新技術に置き換わる

 ゼロからではなく差分を取得する

 実際に使われる形で学ぶ

 

 

動的にいろんなコミュニティへ属する

 目的、思考などによってゆるく繋がるコミュニティ

 共通した目的達成のために各自が動く

 様々な人とのコラボで新しいビジネス・テクノロジーを生む

 

人工知能などのテクノロジを使うのか、使われるのか?

どこまでをブラックボックスとして受け入れるか?

入力、出力をしる

何を意図しているかしる

どの範囲で有効なのかしる

 

新しいテクノロジを実世界に結びつける!

 

「想起」「文脈探索」

 

プログラムを書くのはAIになっても、それをメタ的に認知し、いいところを取り出して使うことは必要。

ビジネスで等使うか、などの俯瞰する力た大切。